2人でいる1人の時間

自然「そんな通話していて楽しいの?」
と友達が不思議そうに聞きます。

私が帰宅して先ずすることは、パソコンをつけること。
そして、彼が「イン」しているか見ることでした。

私たちは遠距離恋愛でしたので、基本的なやり取りというものは
パソコンか携帯電話を使っています。
通話となると、電話料金も相当なものになってしまいますので(苦笑)
パソコンを立ち上げて、無料通話をしよう・・・ということなんです。

私たちは、眠る前まで通話状態にして時々言葉を交わしていました。
付き合い始めの頃は、必死に話をしていたのですが
それぞれの夜の過ごし方の「1つ」になりはじめてから、何かをしながら時々声をかけたり
時には1時間以上、無言の時もありました(笑)

1人の部屋で過ごしている時間には変り無いのですが
彼とそんな風にして関わっていると、すぐ隣に居るような感じがするので不思議です。
必死になるよりも、まるで一緒に暮らしているような言葉の間隔というものに
私は喜びや安堵感を覚えていました。

自然な2人のままで歩いていった私たち。
最後のその瞬間も、自然と心が離れてしまった・・・それが原因でした。
そうして2人は最後に「中間地点」で落ち合い、キチンとさようならをしました。